2021 夏の甲子園 総評
昨日で夏の甲子園が終了した。
今年は序盤、雨続きで7度の順延、去年の交流試合に続き無観客の学校関係者のみ入場など色々あった。
順延により選手に負担が増えたのは残念だが、非常にレベルの高い大会だったように思う。
1年生の活躍が目立った大会でもあった。昔のように余計な上下関係が少なく、下級生が延び延びプレイできる環境は素晴らしい。
エラーも年々少なくなってきているように思う。送球ミスやフライのお見合いが少ないのでレベルが上がっているなと感じる。
選手の体格も、ウェートトレーニングの影響か昔に比べて格段に良くなり、打球のスピードが速い。勿論バットも重くしている様だが。
走塁も積極的に次の塁を狙っている。これもミスしたら監督や先輩に怒られる率が減っているからだと勝手に想像する。
ベスト8に近畿勢が5校進出し、レベルの高さを証明したが明徳義塾馬淵監督よりボヤキとも取れる提言があった。「近畿の高校は雨天練習を自分のグラウンドで出来るが、他の地域の高校はそこで苦労する。」
詳しい事情は分からないが確かに一理あると思う。ただ馬淵監督も近畿のレベルの高さは認めていた。
例年、雨が降らなくても移動の少ない近畿勢は有利かもしれない。
後、気候変動により何年も雨の順延が多くなるようだと、選手たちはしっくりこないかもしれないがドーム球場などへの会場変更を考えなければいけないかもしれない。
決勝は智弁対決で、智弁和歌山が優勝した。おめでとうございます!
奈良智弁学園が大会2日目の1回戦から登場で決勝で6試合目、智弁和歌山が2回戦からの登場予定が相手高校にコロナ感染者が出て不戦勝、3回戦からで決勝で4試合目、2試合差は疲労の蓄積具合に差があったかもしれない。(自分が奈良智弁を優勝予想したから言うわけではありません。予想が外れたのは素直に認めますm(_ _)m)
智弁和歌山の各打者は、エグかったし守備も上手く、出てくる投手が良かった。
県内のライバル、ドラフト間違いなしの小園投手がいる市立和歌山に勝つために相当鍛えたなと感じました。優勝に相応しいと思います。
この素晴らしい大会支えた選手、関係者の皆様、お疲れさまでした。
また来年もどうなるか分かりませんが、楽しみにしています。